最近のMozilla Firefoxのビルドに、win32-EUballot向けというのがある。
これは何ぞや、と言うと、欧州経済領域向け、つまり欧州連合(EU)及び欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国向けのビルドという事らしい。
『Support/EUBallot - MozillaWiki』を読んでもさっぱりわからないが、『about:mozilla ≫ Firefox Mobile, Weave, EU ballot, Add-ons manager, Interns, Test Pilot, MDC, Store, OOPP, Lightning, and more…』で何となくわかった。
『欧州委員会とMS、Windowsのブラウザ選択を巡る独禁法問題で和解』によれば、マイクロソフトがWindowsとInternet Explorerを抱き合わせる事で、ウェブブラウザの市場を独占しているため、『Information Regarding Web Browsers』という画面でユーザにウェブブラウザを選択させる事となった(EU browser choice submission)。
で、win32-EUballotというのは、その仕組みのためのビルドの事のようだ。
なお、具体的に通常のビルドとどこが違うのかは試していない。
だって、欧州経済領域向けのため、win32-EUballotの中にja(日本語)向けビルドはないのだから。