(土)

シャープとパイオニアが資本・業務提携を締結したことには驚いた。
しかし、シャープもパイオニアも日本的な技術力のある企業のイメージが強く、今回の提携により、シャープの液晶等の技術とパイオニアの音響技術がプラスの化学反応をおこし、双方の企業価値がより向上することを期待している。

特にパイオニアは、NECから巨額で買収したプラズマTV部門が業績不振なうえ、松下がプラズマ陣営内を顧みず、液晶陣営に対抗してプラズマTVを大幅に値下げさせたため、価格面で水を開けられた同じプラズマ陣営のパイオニアとしては今後の苦戦が予想されたが、その矢先の提携とあっては、まさに渡りに船だろう。

近年は韓国、台湾、中国といった近隣国勢の技術力の向上が激しく、それなりの製品を安価で提供している。
近隣国勢のメーカーだからといって購入を見送る日本人は、過去に比べるともはや少なくなった。
したがって、今回の提携は液晶vsプラズマの延長線上というよりはむしろ、液晶vsプラズマTV後の市場(おそらく有機EL市場)を見据え、価格面ではなく技術面で勝負できる環境を整えること、つまりそのための開発投資を効率良く行うことが主眼であるように思われる。

その前に、デジタル放送に関する混沌とした問題、コピーワンス等の規格問題をクリアすることを忘れないで欲しい。

[記事] 1+1=2以上の相手--シャープとパイオニアが業務、資本提携を締結:ニュース - CNET Japan

Posted by at 02:02+09:00
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